事務局日記

ミニ観察会拡大版を間瀬田ノ浦から弥彦方面へのルートで実施しました。

植物園を出発した時から雨が降り始め、途中からはみぞれに変わる悪天候でしたが、岩室を過ぎたあたりからは雨もやみ、日差しこそないものの明るくなっていました。

田ノ浦駐車場で現地集合のみなさんと合流してゆっくり歩き始めました。

スタート近くの河原では咲き始めたニリンソウ、雨で花が閉じてしまったキクザキイチゲの白い花と青い花、ところどころにオオタチツボスミレも咲いていました。

上り始めるとナガハシスミレやミズタガラシ、少し上にはトキワイカリソウやモミジイチゴも花を咲かせ、上には春らしい優しい色のオクチョウジザクラ、独特の匂いのヒサカキ、ようやく開いたタムシバやオオバクロモジ、玉すだれのようなケキブシと次々と現れる植物たちで足が止まり、なかなか先に進まないいつもの観察会ペースに…

植物たちはそんな気持ちを知ってか知らずか、次々と魅せつけてきます。

カタクリの群落や傍らのミチノクエンゴサク、アマナのようなつぼみや、もうすぐ咲きそうなミヤマカタバミ、葉の先端が特徴のスミレサイシンなどが現れ、ようやく目的の折り返し点に到着するとネコノメソウやエンレイソウなどに交じって目的だったコシノコバイモがあちこちに咲いていました。

そんな中、ウスバサイシンを見つけたり、ミチノクエンゴサクとは葉の様子が異なるヤマエンゴサクなども見つけみなさん歓喜の声を上げていました。

ほかにもカラスザンショウやオニグルミの葉痕、面白い形のキノコ、シロキツネノサカヅキモドキなども楽しむことができました。

お天気も車に戻るまで降ることもなく楽しい観察会となりました。