弥彦神社の菊花展に行ってきました。混雑を避けて早朝に行ったのですが、結構多くの人たちが訪れていました。
参道入口の鳥居脇には大きな標識と菊の植え込み。参道を進むと大菊の3本仕立てが並んでいました。
風対策ということで防風ネットが張ってあったのですが、見事な菊が参道脇を埋めていました。
3本仕立ても7本仕立ても1本の株を枝分かれさせて仕立てているのですが、同じような高さで同じように花を咲かせるのは、技術と行き届いた管理が必要なのではと感じました。
参道の先には大風景花壇があり、今年のテーマは会津磐梯山ということで、色とりどり、大小さまざまの菊で会津磐梯山の風景が再現されていました。
展示の脇には、どのようにして大風景花壇を作ったかの説明があり、思った以上に手間をかけて作っていたのだと再認識しました。
本殿に向かう参道では管物と呼ばれる管状の細い花弁がまっすぐ伸びて先が巻いている菊が展示され繊細さが際立っていました。
その先には古典菊と呼ばれる日本独特の菊も展示されていて菊の世界の奥深さをあらためて感じました。
本殿前には一株に多くの花を咲かせ、一つの花のように見せる千輪咲や崖から垂れ下がっているように仕立てた懸崖、盆栽のように仕立てた多彩な菊が展示されていました。
ひとつ気になったのは、毎年展示される菊の数が少なくなっているように感じました。この素晴らしい文化が途絶えることの無いよう、続いていってもらいたいと思います。