事務局日記

夏の観察会、初日

心配していましたお天気ですが、時々雨があたる程度で特に後半は青空も見えはじめ、高原のさわやかな風の中、快適に観察会を行うことができました。

バスを戦場ヶ原の赤沼駐車場で降りると、散策路の入る前からホザキシモツケの群生や、その間からはトモエソウが顔をのぞかせ、散策路に入ると、サワギクやキツリフネの黄色い花や、刺だらけのトネアザミが見られたほか、なかなか花のタイミングで出会うことの少ない菌従属栄養植物のオニノヤガラが見られました。

そして小田代原に近づくと所々でクルマユリが花を咲かせイブキトラノオやミヤマカラマツ、ヤマオダマキ、ヨツバヒヨドリ、クガイソウなども見ることができました。

小田代原では草原の奥に佇む「小田代原の貴婦人」と呼ばれるシラカバもよく見えました。

木道沿いにはハクサンフウロが鮮やかなピンクで目を引き付け、負けじとホザキシモツケが一面の大群落をつくっていました。樹林帯に入るとヤマアジサイが咲き、ヤマジノホトトギスのつぼみを付けている様子も見ることができました。